ご自身の運転を見直す機会として参加してみませんか?
自治体や警察が主催する
『高齢者のための安全運転支援イベント』体験記
2022年4月23日、大阪狭山市が主催する「高齢者のための安全運転支援イベント」が開催され、本サイト “高齢ドライバードットコム” を運営するトヨタ・モビリティ基金の担当者が体験してきましたのでレポートします!
交通危険予測シミュレーター、交通事故を起こさない体づくり、衝突被害軽減ブレーキなどを見学・体験しましたが、真剣にそして楽しく学べる交通安全イベントは自身の運転を見直すきっかけになると感じました。同じようなイベントが開催されているかを最寄りの警察署やお住まいの市区町村に確認してみてはいかがでしょうか?ご自身の周りで同じような機会があればぜひ積極的に参加いただきたいと思います。
みなさまにもお勧めしたい3つの体験【1.交通安全危険予測シミュレーター体験】
主な交通事故パターンが再現され、ドライバーとして事故を回避できるかをゲーム感覚で体験できるシミュレーターです。見ている分には簡単そうに思えましたが、実際に操作してみると、多くの方が交通事故を起こす結果となりました。 「日常の運転を見直す機会となりました。安全運転への意識がより高まりました」と参加した高齢者からも好評でした!
このシミュレーター体験を何度もやることで交通事故のパターンの擦り込みがされ、交通事故防止につながると感じました。
【2.交通事故をおこさない体づくり】
左折時に左後方が見えづらいと感じることはないですか?
加齢とともにどうしても体の可動域は狭くなります。そのために目視の確認がおろそかになっていることもあるようです。
今回は事故をおこさない体づくりのための運動が紹介され、参加者の皆さんとともに楽しく実践しました。
運転前の準備体操として
・グー、チョキ、パーを右手左手交互に繰り返す
・アクセルとブレーキを円滑に踏めるように足のつま先を右左に移動させる
・後ろを振り返るように体を回す
などを行うと効果的のようです。
大切なことは運転前に必ず準備運動するよう心掛けることです。
高齢ドライバードットコムHP内でも簡単にできる体操を紹介していますので、ぜひトライしてみてください。
【3.衝突被害軽減ブレーキ装備車体験会】
交通事故を減らすにはドライバーの対策だけでなく、クルマの装備も重要です。
「衝突被害軽減ブレーキ」は、高齢ドライバーの交通事故で多い「踏み間違い」を防止できる便利な機能です。障害物の直前でブレーキが自動で強くかかるため、体験会ではその衝撃に驚いた方もいらっしゃいましたが、多くの方が機能の大切さを実感されたと思いました。衝突被害軽減ブレーキについては多くの自動車販売店でも体験会を実施しています。是非体験してみてください!
最新のサポカーには衝突被害軽減ブレーキ以外にも様々な安全装備が搭載されています。最新の安全装備については高齢ドライバードットコムHP内でも紹介していますのでぜひご覧ください。
<大阪狭山市役所 イベント企画者様の声>
本市では、昨年、スーパーで発生した高齢ドライバーによる事故を受け、高齢ドライバーの自動車事故を減少させるべく、様々な交通安全啓発活動を行っております。その一環として、今回のイベントは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社をはじめ、大阪府黒山警察署、トヨタカローラ南海株式会社、ネッツトヨタ南海株式会社ご協力の下、安全運転講習だけでなく、交通安全危険予測シミュレータやサポカーの試乗体験など、普段体験できないような内容を実施することができ、本市としましても非常に貴重なイベントとなりました。
参加者の皆様には、今回のイベントをご自身の運転を見直すきっかけにしていただければと思います。また、自動車の衝突回避ブレーキ等の最新技術を今後の生活でご活用いただくことで、少しでも自動車事故減少に繋がればと考えております。
<このイベントに参加されたドライバー様の声>「このようなセミナー参加は初めて。大満足!」
「イベントで紹介された事故をおこさない体づくりのための運動は日頃運転しているだけになっているので、これからはもっと脳や体を刺激しなきゃ。今日学んだ《外に出るときは必ず“緊張”、体は“リラックス”》を心がけます」(70代女性)
話をうかがったお二人は数十年運転歴のあるベテランドライバーですが、「いつも怖いと感じている。今日も安全運転ができますように」と心がけているそう。このように、ドライバー自身の心がけこそが事故を防ぐために最も大切なことなのかもしれません。