高齢化による
運転能力の変化

運転中の高齢者

「思い込み」と「操作能力の低下」に注意!

 長年高齢者講習を担当してきた教習所の教官によると、高齢ドライバーは実際に確認をせず、「思い込み」で運転する傾向が強いといいます。
不安定な運転
【高齢ドライバーの思い込み運転の例】
  • 交差点の手前で一時停止したつもりだが、実際は停止せずに侵入
  • 信号や標識を確認せず、見えているクルマの動きだけで運転
  • ギアがパーキング(P)に入ったと勘違いし、ブレーキペダルから足を外してクルマが動き出す
 このような運転傾向になる原因としては、認知・判断・操作の能力が低下、また認知や判断ができたとしても、思ったように体が動かないために操作の誤りや遅れが発生することなどが挙げられます。同じように車庫入れや駐車時に、「何度も切り返し」「脱輪」「ブレーキやアクセルの操作遅れ」などが起きるのも、“頭の中のイメージに体がついてきていない”ことが理由です。  高齢ドライバーの代表的な事故、アクセルとブレーキの“踏み間違い”については、
  • 慌てたりパニックになってしまったりして、操作を誤る
  • バックのとき体をひねることで、ブレーキペダルを踏む右足先がアクセルペダル側に近づき踏み間違える
などの理由で発生しています。  詳しくは、交通事故総合分析センターによる調査レポートをご覧ください。  NEXCO東日本による調査では、「高齢ドライバーほど『運転に自信がある』と思う傾向が強い」そうです。しかし、どんなに運転に自信があっても、加齢とともに運転技能は確実に変化します。それを踏まえ、「トレーニング」や「運転方法の改善」「ドライブレコーダーの活用」「安全装備の使用」などを行っていくことが大切です。