マイカーの代わりとなる移動手段

マイカーを手放した後はどうする?

 マイカーを手放し運転免許証を自主返納してしまうと、外出の際は別の移動手段を使うことになります。代替となる移動手段については、お住まいの地域によって提供されているサービスが異なります。また、自転車やシニアカーなどを使う場合は地域の交通事情に大きく左右されます。免許返納を決断する前に、代わりとなる移動手段を調べておきましょう。  移動手段には、大きく分けて①別の乗り物に乗り換える、②移動サービスを使うという2つの選択肢があります。①の別の乗り物に乗り換える場合には免許が必要となるケースもありますので、マイカーを手放す前に確認しましょう。

①別の乗り物に乗り換える

超小型モビリティ(1人乗り・2人乗り)【普通免許必要】

超小型モビリティ
 高速道路の走行ができない1人乗りまたは2人乗りの超小型自動車。運転するためには普通自動車免許が必要です(原付免許は不可)。現在市販されている超小型モビリティは、トヨタ車体のコムス(1人乗り)があり、2020年冬頃にはトヨタ自動車から2人乗りの超小型EVが発売される予定です。

電動アシスト自転車

電動アシスト自転車
 モーターによるアシスト機能が搭載された自転車。免許不要で乗ることができ、通常の二輪タイプ以外に転倒しない三輪タイプも発売されています。アシスト機能があることから、坂道も平地と変わらない力で登ることができます。ただし、時速10kmを超えるとアシスト比率が下がるため、速いスピードで移動することはできません。

シニアカー(電動カート)

シニアカー(電動カート)
 車椅子などと同じく「歩行を補助するための器具」として扱われています。免許不要で乗れますが、歩行者扱いとなるため歩道を走行することが義務付けられています。歩道がない道路の場合は路側帯の走行となり、他の歩行者への危険防止のため最高時速は6km/hに制限されています。施設内の立ち入りについては、各施設の対応に任されています。

②移動サービスを使う場合

鉄道や路線バス

鉄道や路線バス
 ①最寄り駅・最寄り停留所、②運行頻度(行きと帰り)、③アクセス可能な目的地などを確認して利用しましょう。多くの市町村では、65歳以上または70歳以上の利用者に対して鉄道やバスの割引制度を導入しています。市区町村や公共交通機関などに事前に確認してください。
(参考)全国の公共交通助成利用制度(シルバーパス)一覧  2020年6⽉時点での各⾃治体の公開情報を基に主な都市(都道府県庁所在地、政令指定都市、中核都市が対象)の⾼齢者向けの公共交通利⽤補助制度を調査しました。お住まいの⾃治体の情報や掲載している制度の詳細につきましては各⾃治体のホームページでご確認ください。

タクシー(市区町村によっては定額タクシーや料金補助など)

オンデマンドバス(提供の有無やサービス内容は市区町村への確認が必要)・地域の交通事業者や市区町村のウェブサイトなどで事前に確認しておきましょう。

タクシー・オンデマンドバス
 「オンデマンドバス」は自分が行きたい場所と時間帯を指定すると、他の乗客の要望と調整したうえで、複数の乗客が乗合で乗車するサービスです。タクシーよりは安い料金で利用でき、バスのようにダイヤに縛られにくいという理由から、実験的なものも含めて日本全国で導入が始まっています。①自宅までの送迎の有無、②運行頻度、③サービス提供エリア、④料金など、自治体や運行会社によってサービス内容が大きく異なるため、お住まいの市町村に確認しましょう。  また、公共交通機関が十分に整っていない市町村などでは、定額でタクシーを利用できる制度を導入しているところもあります。期間限定で導入されている場合もありますので、お住まいの市町村に確認しましょう。